RAGセキュリティ診断

RAG構成のAIアプリケーションに対して、ユーザー権限を超えた文書参照、検索結果の混入、引用による情報漏えい、メタデータ設計不備などを確認します。社内ナレッジBotや文書検索AIに適した診断です。

項目内容
対象顧客社内文書検索、ナレッジBot
内容権限外文書参照、メタデータ不備、引用漏えい、ベクトル検索境界
成果物RAGリスクレポート、ACL改善案、テストケース
価格目安60〜120万円

サービス別の確認イメージ

RAGの権限境界と検索結果の混入を確認

RAGでは、文書そのものだけでなく、メタデータ、ACL、検索フィルタ、引用表示が一体で機能しているかが重要です。

利用者権限
検索フィルタ
ベクトルDB
権限外混入
ACL改善案

このような課題に対応します

  • ユーザー権限を超えた文書参照が不安
    部署、役職、プロジェクト、顧客単位などのアクセス制御が、RAGの検索結果と回答生成に正しく反映されているかを確認します。複数権限のテストアカウントを用いて、権限外文書の検索・引用・要約が発生しないかを検証します。
  • 検索結果や引用に機密情報が混入しないか確認したい
    ベクトル検索、キーワード検索、ハイブリッド検索、引用表示、要約出力において、意図しない文書やメタデータが回答に混入しないかを確認します。特に、社内限定情報、顧客情報、個人情報、契約情報が扱われる場合の漏えい条件を整理します。
  • メタデータとACL設計の妥当性を第三者視点で見たい
    文書分類、メタデータ付与、検索フィルタ、ACL連携、データ投入・削除フローを確認します。RAGの回答品質だけでなく、アクセス制御・監査・運用変更に耐えられる設計になっているかを評価します。

対象となるシステム・構成

  • 社内文書検索AI
  • ナレッジBot
  • FAQ Bot
  • 社内規程検索
  • 顧客情報・契約情報を含むRAG
  • 部署別・権限別に文書を出し分けるRAG
  • ベクトルDBを利用したAIアプリ

主な確認観点

  • ACLとRAG検索結果の整合性
  • メタデータ設計
  • 文書分類
  • 検索フィルタ
  • 引用表示
  • 回答生成時の権限外情報混入
  • 文書投入・更新・削除フロー
  • 間接Prompt Injectionを含む外部文書リスク
  • 運用ルールと再テスト観点

対象外・別見積となる範囲

  • 全文書の棚卸し
  • DLP製品導入支援
  • 文書管理システム全体の移行支援
  • ベクトルDBの性能チューニング
  • クラウド全体の設定診断

ご準備いただく情報

  • RAG構成概要
  • 検索対象文書の範囲
  • 権限ロールとACL設計
  • 権限別のテストアカウント
  • メタデータと検索フィルタの仕様
  • 文書投入・更新・削除フロー
  • 検証用のサンプル文書

相談タイミング

  • 社内文書検索AIの本番化前
  • 権限設計を変更する時
  • 検索対象文書を拡大する時
  • 部署別・顧客別の出し分けを追加する時
  • 監査や社内説明の前

成果物

項目内容
報告書RAGリスクレポート、ACL改善案、テストケースを、管理者向けサマリーと技術詳細に分けて提示します。
再現手順開発チームが確認できる入力例、前提条件、観測結果を整理します。
改善優先度技術的リスク、業務影響、対応難易度を踏まえて改善順序を示します。

進め方

01

RAG構成の把握

検索対象文書、利用者権限、データ投入経路、ベクトルDB、メタデータ設計を確認します。

02

権限境界の整理

ユーザー、部署、文書分類、ACL、検索フィルタの設計を確認し、権限外参照が起き得る箇所を洗い出します。

03

テストケース設計

権限外文書参照、検索結果の混入、引用漏えい、メタデータ不足、間接Prompt Injectionの観点でテストケースを作成します。

04

RAG診断実施

複数権限のテストアカウントを用いて、検索結果、回答、引用に意図しない情報が出ないか確認します。

05

漏えい条件の評価

どの条件で情報が混入・露出するかを整理し、業務影響、再現性、修正優先度を評価します。

06

改善案の提示

ACL、メタデータ、検索フィルタ、引用制御、運用ルールの改善案と再テスト観点を提示します。

料金目安

60〜120万円

料金は対象システムの規模、機能数、連携先、診断範囲、報告会の有無によって変動します。正式なお見積りはヒアリング後にご提示します。

診断情報の取扱いについて

診断業務で取り扱う設計資料、プロンプト、認証情報、RAG関連データ等は秘密情報として管理します。これらの情報は、原則として外部の生成AIサービスに入力しません。必要がある場合は、事前に利用目的と取扱い範囲をご説明し、お客様の承諾を得たうえで利用します。

RAGセキュリティ診断を相談する

RAGの権限設計が複雑な場合も、初回相談で確認対象の文書範囲とテスト権限を整理できます。
対象範囲、連携先、報告会の有無を確認し、正式なお見積りをご提示します。